いよいよ、区議会議員として1期目の終盤を迎えました。
この約4年間、私は「北区の暮らしをどうすればもっと良くできるのか」「地域の中でお金を循環させ、北区の力をもっと引き出すことができないか」という思いを持ち、一貫して地域経済の活性化に取り組んできました。
その中でも、特に力を入れて訴えてきたのが「デジタル地域通貨」です。
地域の皆様が北区のお店で買い物をし、そのお金が地域の中を循環し、商店街や中小事業者の力になり、さらに地域の新しいサービスや雇用につながっていく。
単に「便利な決済手段をつくる」ということではありません。
北区で生まれた経済を、できるだけ北区の中で循環させる。
地域のお店を守り、育て、新しい挑戦を応援する。
そして行政からの給付や支援についても、より早く、より便利に区民の皆様へ届けられる仕組みをつくっていく。
私は、このデジタル地域通貨を、これからの北区の経済政策を進めていくための一つの「基盤」にしたいと考えています。
そして、経済政策と同じくらい、私がこの4年間、現場を歩く中で強く感じてきた課題があります。
それが「道路」です。
北区には、昔からの住宅地や商店街が数多くあり、地域の魅力となっている一方で、車一台が通るだけでいっぱいになってしまうような狭い道路、すれ違うことが難しい道路、見通しの悪い交差点などが今も数多く残されています。
毎日通る道だからこそ、普段は当たり前の風景になっています。
しかし、子どもが通学するとき。
高齢者が歩くとき。
自転車が通るとき。
ベビーカーを押しているとき。
車やバイクとすれ違うとき。
ほんの少し道路が広ければ、もっと安全になる場所が北区にはたくさんあります。
さらに、道路の問題は日常生活だけではありません。
災害が発生した際には、消防車や救急車などの緊急車両が通れるのか。
火災が発生した際に、消火活動を迅速に行えるのか。
大地震の際に、地域の皆様が安全に避難できるのか。
狭あい道路の改善は、交通政策であると同時に、防災政策でもあり、子育て政策でもあり、高齢者福祉でもあると考えています。
もちろん、道路を一気に何メートルも広げることは簡単ではありません。
住宅があり、土地があり、それぞれの地域には長い歴史があります。
だからこそ私は、「できない」で終わらせるのではなく、できるところから少しずつ改善していくことが重要だと考えています。
交差点の角を少し広げる。
車や自転車が安全にすれ違える場所をつくる。
危険な場所に待避スペースを確保する。
道路整備や建て替えの機会を捉えて、少しずつ安全な空間を増やしていく。
たとえ50センチでも、1メートルでもいい。
改善できる場所から着実に改善していけば、その積み重ねが10年後、20年後の北区の街並みを変えていきます。
私は、
「1mでも長く、広く、快適な道へ。」
この考え方を、これからの北区のまちづくりの一つの柱にしていきたいと思っています。
政治には、大きな政策を掲げることも必要です。
しかし、区民の皆様の生活に最も近い区議会議員だからこそ、「この交差点が危ない」「この道路をもう少し安全にしてほしい」「ここを子どもたちが安心して歩けるようにしてほしい」といった、一つひとつの地域の声を政策につなげることも大切な仕事です。
地域経済を強くすること。
安全な道路を増やすこと。
災害に強いまちをつくること。
子どもから高齢者まで安心して暮らせる環境を整えること。
一見すると別々の政策に見えますが、すべての目的は同じです。
「北区で暮らしていてよかった」と思えるまちをつくることです。
1期目の約4年間で、提案してきた政策が少しずつ形になり始めました。
しかし、形になったことがゴールではありません。
むしろ、ここからが次のスタートです。
地域通貨を「導入して終わり」にせず、地域経済をさらに循環させる仕組みへ育てていく。
狭あい道路についても、「昔からこうだから仕方がない」で終わらせず、1か所ずつ、1メートルずつでも改善していく。
北区には、まだまだ変えられることがあります。
まだまだ挑戦できることがあります。
この4年間で見えてきた課題を、次の4年間では具体的な「解決」へ。
大きな改革と、地域の小さな改善。
その両方を積み重ねながら、北区を一歩ずつ前へ進めていきます。
1mでも長く、広く、快適な道へ。
1円でも多く、北区の中で循環する経済へ。
そして、一人でも多くの区民の皆様が、
「北区が少しずつ良くなっている」
そう実感できるまちへ。
これからも現場を歩き、声を聞き、提案し、実現する。
北区の次の4年間に向けて、さらに挑戦を続けてまいります。
